年金分割制度ってどんなの?

夫婦が離婚をする時に、貰えるべき年金を夫婦で分割して受け取るという、年金分割制度というものがあります。
妻が専業主婦であったり、収入が殆どなく、夫の収入に頼って生活してきた場合、妻が離婚後の生活に困窮するのを防ぐための救済措置的な制度です。もちろん、夫婦が逆のパターンでも成立します。
いくら夫が自分の稼ぎだと主張して分割をする意思をみせなくても、家庭裁判所に申し立てを行えば、殆どのケースで分割が認められますから、よく覚えておきましょう。
国民年金であれば50%、つまり2分の1を分割して得ることになります。
しかし、厚生年金や共済年金の場合は、報酬比例部分のみが分割対象になり、上乗せされる年金基金の分は対象とはなりません。
そして、分割の計算は分割対象となる夫婦の年金額を合計して2で割る方法で行われますから、例えば夫の年金が50で妻の年金が100と、妻の方が収入の多い場合には、離婚して分割をすると貰える年金が150から2で割った75しか受け取れなくなり、本来もらえる筈だった100よりも年金額が減ってしまうことになります。
離婚を考えるのは簡単ですが、いざ実行するとなると損をする場合もありますので、よく考えてから決断するようにしてください。

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